蟹3

感想と怪文書

Splatoon3初期感想


発売してから約半月、2をはるかに凌ぐ勢いで人が増えているSplatoon3。2をやってなかった有名配信者なども続々と沼に沈んでいる様子が見られる。
発売初日に買った勢の中ではプレイ時間は短いほうだと思うが、いちおうウデマエAまで上げてヒーローモードのエンディングはみた。ナワバリをあまりやってなくてお金がない。ギアパワーもない。デュアルスイーパーがなんかいい感じ。前作で全然使ってなかったのに。
ざっと触った感じ前作から変わったところを見ていく。

新ブキ

新しく追加されたブキは2系統4種。今後アプデで増えるだろうが正直少ないと思う。この手のゲームでは新キャラとか新武器が売りになることが多いのに。
実戦ではあまり使ってないがどれも癖があって雑に使うと大戦犯かますタイプのやつだと思った。初心者には向いてない。ドライブワイパーかっこよくて使いたかったのに負けまくった。

新サブスぺ

サブはラインマーカーが追加、スペシャルはなんと10種追加。リストラされたやつも何個かある。強いのと弱いのでかなり差があって今後の調整に期待。ナイスダマが強すぎ。有利状況では強いけど押し込まれた不利状況では苦しいものが多い印象。(ナイスダマはそうでもないので余計強い)カニタンクはかわいい。

バンカラマッチ(ガチマッチ)

ガチホコに関門が追加されて30秒でノックアウトは少し難しくなった。ガチアサリがアサリ8個分になった。(ネット情報、アサリやってないので未確認)エリアヤグラはたぶん変わってない。ウデマエが全ルール共通になったのはプレイ時間足りない社会人的には嬉しい。
新マップが全体的にクソ。縦に長くて真正面の撃ち合いが多い、裏取りルートが少ない、狭い、で不利になってからの逆転が難しいと思った。射程と対面戦闘力で負けてるときに勝ち筋が見えない。撃ち合いが多いのは良くも悪くも楽しいとは思う。
表彰のおかげで初心者でも負けた時のストレスが緩和される、という話をネットでいくつか見たが、今のところ表彰があろうがなかろうが負けたら普通にムカつく。もうとっくに初心者ではなかった。

ウデマエシステム

SNSで賛否両論。降格がなくなり、勝率5割キープで確実にポイントが増えるのでかなり上げやすい。5割以下でも上がるっぽい。前作C帯の人がS+到達したとかいう話もある。あまりにも負けまくると所持ポイントがマイナスに突入するらしいのでこれが実質降格みたいなもんか。普通に降格するよりつらくない?
批判点としては、実力とウデマエがリンクしなくなる、やりがいがない、下手な人が昇格してしまい上手い人と混ざる、上位ウデマエの希少価値が下がる、など。主に前作上級者が言ってる。
良いところは、ライトユーザーや低ウデマエ層の人もウデマエが上がる喜びを味わえること、ウデマエが下がるストレスがないこと。
最初は、前作でS+を目標にしてた身としてはなんだか虚しい気持ちになったが、「これはいわゆるランクマッチではない」と思えばまあいいかと納得できた。今後Xマッチが別枠で実装されるので目標とか実力とか目を三角にするような話はそっちでやってねというデザインだと思う。今作CからS+はカジュアルマッチか練習場であり、Xマッチ内のXパワーの大小が前作のC~Xに当たると考えるべきだろう。Xマッチに参加できない人はまだその段階ではない、ということ。そういう説明が全くないので想像でしかないがたぶんあってると思う。説明しろ。
わざわざ「ガチマッチ」の名称をやめて「バンカラマッチ」に変えたあたりもそういう住み分けの意図があるのかもしれない。前作でカジュアルマッチに相当するものがナワバリルールしかなかった点の改善でもある。やっぱりちゃんと説明しようよ。

総合

細かな改善や修正で遊びやすくなったものの大枠は2とあまり変わらない印象。2の時点で神ゲーだった要素をそのまま引き継いでいるので変わらず神ゲーではある。3独自の良いところが特にないような気はする。カード?ロッカー?うーん、マッチング中の射撃練習かな。ダメなところはラグが酷い。マップうんち。バグ多い。バグはローンチ直後だからしゃーなしか。ラグはなんとかしてほしい。明らかに前作より悪化した。
身もふたもないが実際一番の良いところは初動売上345万本というユーザー爆増。オンラインゲームは人口が命。有名だけど対人戦はちょっとな~という人たちを話題性の波に乗って取り込みまくることができた。バンカラマッチの仕様変更もライトユーザーのすそ野を広げたいがためと考えれば妥当。敗戦にブチギレてプロコンを壊す大きなお友達だけのゲームじゃないんだよ、という天の声が聞こえる。