蟹3

感想と怪文書

日記

帰ってきたヒトラー

映画『帰ってきたヒトラー』観た。
かのアドルフ・ヒトラー総統が2014年のドイツにタイムスリップし、そっくりさん芸人だと勘違いされてメディアに担ぎ上げられてしまうドタバタ喜劇。なのだが、なにしろ本物のヒトラーなので内心は本気で第三帝国復興の野望に燃えている。テレビ局員や視聴者はヒトラーのものまねが異常に上手い面白おっさんだと思って笑っているが、なにしろ本物のヒトラーなので持ち前のカリスマ性で人心掌握はお手の物。表向きは金稼ぎに使われる道化を演じつつ、着実に(芸人ではなく指導者としての)支持者を増やしていく。唯一人本物だと気付いた男の声は誰にも届くことなく、人気者の横顔に不穏な予感を残しつつ映画は幕を閉じる。

面白いのが、実際にヒトラー(役の俳優)が町に繰り出し、エキストラでもなんでもないドイツ一般市民と交流する様子を撮影しているところ。モキュメンタリー的な演出かと思ったら本当にただの一般人だったという。見た目も振る舞いも完全なヒトラー(に見える人物)が出現した時の、リアルな反応をそのまま映画に取り込んでいる。ドイツでのヒトラーというとそれはもうセンシティブでタブーなネタだという印象だが、意外とみんなヒトラー(仮)に気さくに接していた。笑顔で握手をして写真を撮ってSNSにアップなんかしている。(中指おっ立ててる人達もたくさんいたが)
もちろんそれは、そういう撮影でありフィクションなんだとみんなわかっているからこその反応だろうが、劇中では「そういう撮影」だと思って「本物の独裁者」をもてはやしていたわけだ。
コメディの体裁をとりつつ右傾化への警鐘を鳴らす本作。俺はノンポリなのでなんというか「まあ極端なのはよくないよね」くらいのあっさい感想しかないが、政治的な要素を抜きにしても良くできた面白い映画だったとは思う。

ボーダーランズ

ボーダーランズ2』詰んだ。
対人戦しんどいなーと思っていたところおすすめされたので買ってみたゲーム。
ようするにFPSベースのルートRPG。クエストを受けてお金や装備や経験値を得つつ物語を進める、というよくあるRPGFPSでやる。買った直後にオートチェスにドハマリしてしまったのであまり進んでいなかったが、合間をみて少しずつ遊んでいた。
のだが、とあるメインクエストのムービーでゲームがクラッシュしてしまう。再度挑戦しても全く同じ。ググっても同じような報告はヒットしない。終わった。
このゲームはセーブポイントが決められていて死ぬとそこまで戻されてしまうのだが、このクラッシュで戻る地点はかなり遠いのでもうやり直す気力が起きない。終わった。

クリアはしてないがよかったところは、何といっても良い意味でB級臭い世界観とキャラクター。マッドマックスが好きな人は好きだと思う。
そしてそれを表現する日本語翻訳と声優も素晴らしかった。ローカライズかくあるべし。
武器種類が豊富なのであれを使おうかこれを使おうかと試行錯誤するのも楽しい。Falloutに似たゲームだけれどシューターという点ではこっちの方が良くできてると思った。

よくなかったところは、まず敵が硬い。めっちゃ硬い。
最新クエスト報酬の武器でマガジン全弾叩き込んでも名無しモブを倒せないってどうなん。弱点やらなんやら工夫の余地はあるのかもしれないが、それにしたって厳しいと思う。
武器ドロップもめんどくさい。
ランダムドロップなのはまあいいとして、アタッチメントも全部ランダムなのがだるすぎる。
アサルトライフルなのにマガジンが11発だったり、5倍スコープのついたショットガン(しかも高レア)とかいう良くわからんのが出たりした。弱点を突こうにも弱点属性のある武器を手に入れられるかがまず運にかかっている(出ても属性以外ゴミだったりする)。だるい。

思うに、このゲーム4人で協力してやる前提のバランスなのでは?
あの硬さなら4人でも丁度いい気がする。もし4人で行くとあれが4倍硬くなるならクソゲーと言わざるを得ない。敵が硬いなら自分も硬いのかと言うと別にそういうことはないので、ソロで近中距離の撃ち合いは余りにも過酷。結局遠くからスナイパーライフルで一匹ずつ削るのがソロだと最適解っぽかった。PvEのFPSならもっと爽快感が欲しかったが、これはこれでこういうゲーム性だったというだけで、悪いわけではないのだと思う。実際評価は高いわけだし。
まあ、詰んだので評価もクソもないんですけど。解決策もあるのかもしれないがもうダルいのでいいです。残念。

漆黒のヴィラン


『FINAL FANTASY14』の3つ目の拡張パッケージ「漆黒のヴィランズ」発売日が迫る。
ついに待望の新ジョブ&新スキルの情報が一部公開された。なんだかんだ言って一番多くのひとが期待しているのはバトル面なので、みんな大興奮。
およそ4年にわたって召喚士をメインジョブとして遊んできたけど、ついに鞍替えの時が来たかなと思う。召喚士も決して悪くはなかった。システムが一新されるみたいだし、フェニックス召喚はめっちゃカッコいい。サブジョブで引き続きやりたい。

でもねえ、ロボ出ちゃった。
ロボだよ、ロボ。ロボが嫌いな男の子なんておらへん。
Nyan Manyaちゃんは女の子だけど。ロボが好きな女の子もおる。
こんなこともあろうかと機工士レベル70にしてILもとっくに召喚士戦士と同等くらいまで上げてる。練習してエキルレで野良の人に負けない程度には出せるようになった。(機工士でエキルレに来るな)
機工士はほぼ新ジョブ化するらしいので練習無意味だけど。
長い不遇時代も機工士メインでやってきた人からすればただのにわかかもしれないが、一応ロボ発表前からやる気があったので許して欲しい。
俺はロボになるぞ。(ならない)

あと暗黒騎士もめっちゃよかった。大絶賛されてる暗黒騎士ジョブクエは言うほど大絶賛とは思ってなかったけどあの技はずるい。サブジョブ候補。
ガンブレイカーはなんかちょっと地味だった。盾と魔法なくしたナイトって感じ。
でもガンブレードってやっぱロマンだよね。サブジョブ候補。
戦士は変わり映えなし。相変わらずフェルクリーヴ連打。まあ今が完成されすぎてるせいもあるかもしれないが。一応最強スキル追加されるらしいけどそれっぽいのあったか?まあでも使いやすいので引き続きサブジョブ候補。

レイドはどうしようかな、やりたい気持ちはあるけど紅蓮は結局毎回2層で気力尽きたからもう無理かもしれない。
でもやっぱやりたいよねえ。零式以外のコンテンツはもうほとんど楽勝なんだけど、零式やるにはもうちょっと詰めないとな、っていう微妙なところ。
まあたぶんまた1層2層やって満足ってオチな気がする。