蟹3

感想と怪文書

持病の発作が

持病の「働くと死んでしまう病」の発作が起きた。厚生労働省の統計によると労働者の100%が将来何らかの理由で死亡するという。もういやだ。きっかけはたぶん数日前に上司から「この仕事は小泉君が任されたんだから私が動く前にもっと主体的に云々~」「ゆくゆくは責任者として~云々」みたいなことを言われたからだと思う。いや、8時過ぎたらやるつもりだったんですけお!?始業前に動かれてそんなこと言われてもですけお!?うちの会社昭和臭い中小企業だから最初はもっとテキトーだと思ってて実際フラフラ雑に働いとるおっさんも何人かいるんだけどうちの部署だけは上司が銀行OBのひとだから仕事に対する姿勢が完全に”ガチ”で困る。別に厳しくはないしパワハラとかもないんだけど、まともすぎる。完全に後継者というか次期幹部候補扱いだからっていうのもあると思う。マジで無理。まさか60代の取締役の次が俺とは思わんやん。ま、そういう事情全部抜きにしても働きたくないのは365日一切変わらんですけど。そういう立場なので辞めたくても正直に「社会とか責任とか無理なんで…」なんて言ったらとってもメンドクサイことになる。労働基準法は一応ちゃんと守る会社なので辞められないということはないだろうけれども、メンドクサイことに立ち向かう気力も体力も勇気もない。すっ飛ばして辞めた後どうやって生きるか考えて現実逃避してた。正社員はどうやってもシンドイに違いないし、塾講師のバイトとかなんか在宅のバイトとかして適当に生きたい。今の会社に入る前に少し塾のバイトしてて、かなりストレスが少なくてなんなら少し楽しいまであって人生で唯一働くのに嫌だと思わなかった。大手じゃなくてゆるい雰囲気だったしあれはたぶん塾講師の中でも運よく当たりの部類だっただけだと思うけど。今の会社に入るまえの空白期間のうちにもっとちゃんと人生について考えて社会人が向いてないってことに気付いて何とかするべきだった。かといってフリーターは社会保険とか収入とか厳しいだろうし現実的ではないだろと脳みその冷静な部分がつっこんでくる。正社員やだよお。まあ辞めれないんだけど。今主任なんだけど人事の履歴を見るに早い人は30代半ばくらいで課長代理で40越えて課長って感じなので辞めるならここ3,4年が勝負っぽい。思いつく一番穏便な方法は「結婚相手が県外で収入や家庭環境を考えて自分が相手先のほうに移住することに決めました」っていう。実際収入は30代男性として底辺クラスだし頼れる親族も少ないし説得力あると思う。そんなアリバイ作りのために結婚するなんて相手に失礼かもしれないが、社会不適合者だけど完全にアウトローにもなれず仕方なく社会に片足乗っけてるような人間には、社会に適合するための手段としての結婚はアリだと思ってて、尊重と最低限の価値観のすり合わせさえあれば性愛とか好意とかなくても結婚していいと思う。割とマジで。そういう人が万が一いれば。そこのあなた、結婚せん?まあ俺は仕事辞めて無職になるから結婚相手としての魅力ゼロなんだけどガハハ。